
★不妊治療 FAQ★
Q,妊活はいつから始めるのが良いですか?
妊娠適齢期の夫婦は、妊娠計画を立てる際、3か月前からではなく、数年前から準備を始めることが望ましいとされています。
なお、早産の既往がある場合は、次の出産は1年後を目安に妊活をスタートすることをおススメします。
Q,妊娠に最適な季節について
もちろんどの季節でも妊娠は可能ですが、季節を味方にできるタイミングもあります。
晩夏~初秋(8~9月の受胎)は、妊娠初期の悪阻時期が10月頃となり、収穫期にあたります。果物や野菜が豊富に出回るため、妊婦に必要な栄養素を新鮮かつ多様に摂取できる環境が整います。
晩春(5月の受胎)の春は心理的にも前向きになりやすく、体力も比較的充実している時期です。受胎後に迎える夏は日照が豊富で、胎児の骨発育に不可欠なカルシウム・リン吸収を促進するビタミンD合成に有利となります。加えて夏季は血行促進や殺菌効果もあり、母体の健康維持に有益です。
以上より晩夏~初秋、晩春は妊娠に適した季節と考えられます。ただし、個々の体調や生活習慣が最も重要であり、季節は補助的要素と捉えるのが望ましいでしょう。
Q,妊娠に適さない心と身体はありますか?
妊娠を考えるときには、心と身体の準備も大切です。次のような状態のときは、少し時間をおいて身体を整えてから妊娠を考えましょう。
・心に強いストレス(トラウマ・抑うつ・怒りなど)がある
・禁煙・禁酒を開始してから6ヶ月未満
・生殖器手術後または産後の回復が6ヶ月未満
・著しい肉体疲労、遠方出張後2週間未満の休養不足
・避妊ピル服用中、あるいは中止から3ヶ月未満
・ウイルス性疾患や慢性疾患治療薬の服用開始から3ヶ月未満
・レントゲン検査や放射線治療から3ヶ月未満
無理をせず、心と身体が落ち着いてから妊娠を考えることが赤ちゃんにとても安心につながります。
Q,妊娠中に鍼灸治療を受けても大丈夫ですか?
鍼灸治療は、妊娠中から産後にかけて以下のような症状・リスクに対して有効です。
・妊娠中の症状
つわり、妊娠悪阻、めまい、膀胱炎、排尿困難、風邪症状、肩こり、腰痛
・出産時の補助
微弱陣痛・過強陣痛の調整、子宮口の開きの改善、出血多量、胎盤剥離不全の予防
・出産直後の回復支援
失血後の体力回復、排尿・排便・悪露の排出を促進
・産後の体調回復・予防
多虚多瘀状態(身体が弱って老廃物が排泄出来ない状態)に対して、産後発熱、腹痛、身体の痛み、寝汗、排尿・排便トラブル、母乳不足・母乳漏れ、産後うつ病などの回復を助ける
鍼灸は薬を使わず、身体の自然な調整機能を高めるため、負担が少なく、妊娠中でもリラックスしながら体調を整えられるのが特徴です。
Q,女性の不妊の主な原因は?
女性の不妊には、いくつかの原因があります。
・排卵障害(約25%)
排卵がうまく起こらない状態です。
・卵管障害(約12%)
卵子や精子の通り道である卵管に問題がある場合です。
・子宮内膜症(約10%)
子宮内膜が本来の場所以外にできることで、妊娠しにくくなることがあります。
・子宮筋腫(約5%)
子宮内にできる良性のこぶで、妊娠に影響することがあります。
・免疫因子
女性が持つ抗体が、精子の通過や受精を妨げる場合があります。
☆抗精子抗体:精子の働きを阻害する抗体
☆精子不動化抗体:精子が卵子に届く前に運動が止められることがあります
これらの原因は単独で起こることも、複数が重なることもあります。
不妊の原因は単独ではなく、複数の要因が重なることもあります。適切な診断と治療により、妊娠の可能性を高めることが可能です。
Q,男性の不妊の主な原因は?
男性不妊の原因には以下が報告されています。
・精子の数が少ない(約50%)
精子の数が少ないと妊娠しにくくなります。
・精子の運動が悪い(約30%)
精子が卵子までたどり着きにくくなる状態です。
・精管の通り道の問題
精管の閉塞や精索静脈瘤など、精子の通過が妨げられることがあります。
・性機能の問題
勃起障害、射精障害、性欲の低下などが影響します。
・ホルモンの異常
男性ホルモンや甲状腺、下垂体の働きの異常が妊娠に影響します。
・その他の健康状態や生活習慣
糖尿病、高血圧、肥満、喫煙、アルコールの過剰摂取、薬の副作用なども関係します。
☆女性・男性どちらにも原因がある場合があります。
☆原因の特定には医療機関での検査が必要です。
☆生活習慣や体質改善も妊娠の可能性を高めます。
Q,禁酒・喫煙は必要ですか?
アルコールやたばこは女性ホルモンの分泌に影響を与え、排卵や受胎の妨げとなる可能性があります。特に過度なアルコール摂取は、胎児に低身長・発達障害・心身の遅滞を引き起こし、その影響は一生残ることがあります。
さらに、禁酒・禁煙を始めてもすぐに妊娠の準備が整うわけではありません。身体の状態が回復するには時間が必要で、少なくとも3ヶ月以上経過してから妊娠を考えることが望ましいとされています。
Q,適切な運動はなぜ必要ですか?
妊娠を希望する女性にとって、適度な運動はホルモンバランスを調整し、卵細胞の活力を高める働きがあります。その結果、受胎の可能性をサポートすることができます。
さらに妊娠中に運動を取り入れることで、心肺機能の改善や体力維持が可能となり、妊娠糖尿病の予防効果も期待できます。母体・胎児双方の健康を守るためにも、妊娠前から妊娠中にかけて適切な運動習慣を継続することが推奨されます。
Q合理的な飲食とは?
肥満女性では糖・脂質代謝の異常により無排卵を招きやすく、痩せすぎの女性では栄養不足により脳が卵巣機能を抑制し排卵停止を生じます。妊娠に適したBMIは 18.5~23.9 であり、この範囲を維持するためには合理的な食生活と適切な運動が必要です。
また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や糖尿病体質を有する方は特に排卵障害のリスクが高いため、栄養管理が重要です。アルコール・精製糖・飽和脂肪の過剰摂取は避けるべきです。
【実践的な食事指導例】
・主食は精製度の低い穀類(玄米・雑穀・全粒パン)を基本とする
・野菜、海藻、きのこ類を毎食取り入れることで食物繊維・抗酸化物質を補給
・たんぱく質は魚・大豆製品・鶏肉・卵を中心にバランスよく摂取
・間食には果物・ナッツ類を推奨し、菓子類は極力制限
・調理油はオリーブ油やえごま油など不飽和脂肪酸を含む油を少量利用
・水分は糖分の少ない飲料(水・麦茶・ルイボスティーなど)を基本とする
合理的な飲食の実践は、ホルモンバランスを整え、排卵の安定化と妊娠力の向上に大きく寄与します。
Q,睡眠について
東洋医学では、午前1時~午前3時は「肝」の解毒の修繕が行われる時間帯とされます。
全身の血液が「肝」に集中し、新鮮な血液が産出されるので、この時間に深い睡眠をとることにより、生命力の源である「腎陰」を増やすことができ、妊娠力や全身の回復力の向上につながります。
鍼灸治療は自律神経を整え、深層睡眠を促す効果があるため、質の高い睡眠の確保に有効です。十分な睡眠は妊娠準備や健康維持の基盤として重要な要素といえます。
Q,妊娠中の鍼灸治療の安全性
妊娠中でも鍼灸は比較的安全で、重篤な有害事象の報告は少ないとされています。安心して受けられるケアとしておすすめです。
Q定期的に鍼灸治療を行う事のメリット?
鍼灸で身体のバランス(気・血・水)を整えると、
・よく眠れる
・美味しく食べられる
・栄養をしっかり吸収・運搬できる
など、母体の元気はそのまま赤ちゃんの健康にもつながります。定期的な鍼灸治療ででママも赤ちゃんも元気に過ごせます。
Q,鍼灸治療で冷えを改善するメリットは?
鍼灸で冷えを整えると…
・妊娠中の不調が軽くなる
・早産リスクを減らせる
・陣痛がスムーズに
・産後の回復も早くなる
日頃からの体質改善で、元気なマタニティライフをサポート致します。
Q,妊活中に葉酸などのサプリは摂った方が良いですか?
はい、妊娠前からの栄養補給は大切です。中国の基準では、妊娠前の3か月間は1日0.4mgの葉酸摂取が推奨されています。
マルチビタミンは、卵子や精子の質を高め、胚の発育をサポートします。また、鉄やカルシウムは多くの方が不足しやすいため、必要に応じて補充することをおススメします。
Q,つわりに対する鍼灸治療の効果
妊娠中は子宮の圧迫や横隔膜の緩み、胃の働きの低下、ストレスなどで、消化器症状が強く出やすくなります。
東洋医学では「つわり」を大きく3タイプに分け、体質に合わせて治療します。
・脾胃虚弱型…もともと胃腸が弱い方
・肝胃不和型…妊娠・出産への不安やストレスを感じやすい方
・痰湿型…浮腫みやすく、口が粘る、胸やけしやすい方鍼灸治療を行うことで、呼吸が深くなり、皮膚の硬さが和らぎ、温かさや心地よさを感じることができます。研究でも、無治療に比べて優位に症状が改善することが報告されています。
鍼灸治療では体質に合わせてケアすることで、
・呼吸が深くなる
・体がポカポカ温かくなる
・心もリラックス
など心地良さを感じることができます。
無理せず、心地よく過ごすサポートにおススメです。
Q,妊娠中のマイナートラブルと鍼灸治療について
妊娠によるホルモン変化や子宮の影響で、多くの妊婦さんが疲労感、頻尿、冷え、骨盤痛、浮腫みなどのマイナートラブルを経験します。
鍼灸治療はこれらの症状を軽減し、身体的なQOL(生活の質)を向上させることで、異常分娩の予防にもつながります。
Q, 体外受精と鍼灸治療のおすすめペース?
体外受精のサポートとして鍼灸治療を取り入れる場合、月経周期に合わせた施術がおすすめです。
・生理2~5日目:子宮内膜を整える時期 → キレイな内膜作りをサポート
・生理3~1日目前:卵子を育てる準備 → 卵胞の発育を促し、周期を整える
・胚移植後~5日後:着床準備の時期 → 卵管・子宮の状態を整え、着床をサポート
定期的な身体作りで、妊娠しやすい環境を整えます。
Q,骨盤位(逆子)への鍼とお灸の効果は?
逆子(骨盤位)の改善には、鍼とお灸の併用が効果的とされています。
研究によると、鍼灸を行った場合、逆子のままでの出産や帝王切開の割合が減少することが確認されています。
これは鍼灸の優しい刺激が、赤ちゃんの向きを整えるサポートになると考えられています。
妊娠中でも安心して受けられる鍼灸で、健やかなマタニティライフをサポートします。
Q,骨盤位(逆子)への鍼灸治療の安全性について
お腹の血流を整えて柔らかくすることで、お腹を柔らかくして赤ちゃんの自然な回転をサポートします。
腹部に鍼は刺さず、お灸の温かさと少しの鍼の刺激だけの安全な治療です。
使い捨て鍼で衛生管理も徹底していますのでご安心下さい。
Q,骨盤位(逆子)に対する鍼灸治療における副作用はありますか?
体調によっては施術後に、気分不良、内出血、症状が強くなる、眠気、脳貧血、だるさ、などを感じる場合がありますが、これは身体が回復・好転しているサイン。身体が整っていく過程で起こる自然な反応ですのでご安心ください。
Q,骨盤位(逆子)の鍼灸治療のメリット
逆子の鍼灸治療のメリットとして、
・帝王切開になる確率の減少
・帝王切開に伴う感染やリスクの軽減
・転院の必要が減る
・母体への負担や損傷を回避
・将来の手術リスクも軽減
鍼灸で赤ちゃんとお母さんの負担を減らすサポートが可能です。
Q,骨盤位(逆子)に対する鍼灸治療を見合わせる時は?
逆子ケアの鍼灸については、安全のため、以下の方は治療をお控えいただいています。
・子宮に形の特徴がある方
・妊娠高血圧症が重い方
・前置胎盤の方
・安静の指示がある方
それ以外の方には、安心して逆子ケアの鍼灸を受けていただけます。
Q,帝王切開分娩のリスクについて?
帝王切開では、母体に以下のような影響が出ることがあります。
・膀胱・尿管・腸などの周辺組織の損傷
・大量出血
・深部静脈血栓症や肺塞栓症
また、赤ちゃんにも次のような影響が出ることがあります。
・皮膚損傷
・鎖骨骨折
・破水時に臍帯が先に出るリスク
・赤ちゃんの酸素が一時的に不足する可能性
・肩や腕のトラブル(骨折や神経麻痺など)
安全な出産のために、必要に応じて鍼灸で母体の体調を整えることもおススメです。
Q,骨盤位(逆子)の矯正とその時期について?
逆子矯正のタイミングは、早い時期なら自然に頭位になる可能性があります。
遅くなると矯正が難しくなり、さらに遅いと陣痛や破水のリスクが高まります。
Q,骨盤位(逆子)に対する鍼灸治療についての矯正率は?
鍼灸で骨盤内の血流や子宮の状態が整うことで、胎児が自然に回転しやすくなります。
腰の張りや痛みが少ない妊婦さんでは、逆子の矯正率が高いという報告もあります。
Q,自宅でのセルフ灸が妊婦さんに与える影響は?
自宅でのセルフお灸で妊婦さんに嬉しい効果が出ています。
・分娩時間の短縮
・出血量の軽減
・会陰裂傷の予防
更に、「マイナートラブル改善」や「安産」、「産後トラブル予防」にもつながります。更に、妊娠中のちょっとした不調の改善や、安産・産後トラブルの予防にもつながります。日々のケアとして取り入れてみるのもおススメです。
Q,鍼灸治療は産後ケアにどのような効果がありますか?
鍼灸治療は、産後の腰痛や骨盤の不安定性を改善することで、心身の回復をサポートします。
実際、産後に腰痛や骨盤の不安定性があると、産後うつのリスクが約3倍に高まると報告されています。
鍼灸で体のバランスを整えることは、産後の不調を軽減し、心の安定にもつながるケアと言えます。
神戸元町 美笑鍼灸院
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