鍼の響きについて

身体の筋肉の硬結(凝っている所)に鍼が当たると「ズーンと重く筋肉を掴まれたような感じ」がします。この鍼治療独特の感覚を「響き」「得気」と言います。

慢性的に腰痛などを感じている方は、干し肉の様なカチカチの硬化した骨様の筋肉が、痛みを感じる神経を常に圧迫しています。その様な筋肉に鍼を刺入すると、身体にとって鍼は異物と判断されるので、無意識に自分を守ろうとして、一時的に筋肉が収縮します。

もともと圧迫している神経を鍼刺激からの筋肉の防御反応で更に圧迫するので重く感じたり、痛いと感じたりします。

つまり、響きを感じるということは、硬化した筋肉や必要な穴にしっかりと鍼が当たっている証拠なのです。
一般的には、鍼を刺した状態にしてしばらく置鍼しておくとと、この響きはなくなっていきます。
刺鍼した部位に血流が集まってくるので、治療箇所が温かく感じる人もいらっしゃいます。

刺激については微調整は出来ますので、ご不安な場合はおっしゃって下さいね。
少しでもご不安が軽減し、鍼灸治療を心地よく受けて頂けると幸いです。

神戸元町 美笑鍼灸院                                                                     夏疲れ・アレルギー・喘息・気管支炎・風邪・胃炎・便秘・肌荒れ などでお困りの方はご相談下さい☆
☎ 090-5892-8867

関連記事