妊婦さんの気になる赤ちゃんの大きさ

赤ちゃんが大きくなりすぎる原因

ママの糖尿病が大きく関わります。ママの血糖値が高いままだと過剰な糖が胎盤通過して赤ちゃんに移行し、いわば「食べ過ぎ」の状態になってしまいます。赤ちゃんはインスリンを沢山出して、一生懸命血糖値を下げるのですが、インスリンには身体の細胞を大きくする作用があり、赤ちゃんが大きくなる原因になります。

赤ちゃんが小さすぎる心配

赤ちゃんの発育を阻害する原因は、胎盤の血流が悪くなる事。タバコに含まれているニコチンは血管を収縮し、胎盤の血流にも影響し、酸素も栄養も赤ちゃんに必要なだけ届かず、胎内環境が悪化します。妊娠高血圧症候群なども代表的な原因とされています。

マタニティー写真

東洋医学では、妊娠すると各経脈が胎児養うとされていて、妊娠1ヶ月目は肝経、2ヶ月目は胆経、3ヶ月目は心包経、4ヶ月目は三焦経、5ヶ月目は脾経、6ヶ月目胃経、7ヶ月目は肺経、8ヶ月目は大腸経、9ヶ月目は腎経、10ヶ月目は膀胱経がそれぞれ働きます。小腸経と心経は、妊娠前の月経と産後の母乳に関係しています。

妊娠するためには、血に関係する肝経がしっかりしていないとダメですし、5~6ヶ月は脾経(胃経)が関係しているので食欲が旺盛になる時期ですし、この10か月間は母子共にとても大切な時期となります。

今回の患者様は第二子目のご出産で、妊娠前から定期的な鍼灸治療を積み重ねてこられ、母子共に何の問題もなくご出産を迎えられます。きれいなお腹ですよね~。

妊娠中のあらゆる症状は妊娠前の身体の状態と密接な関係があります。不妊で悩んでいる時は、「妊娠がゴール」と考えてしまいがちですが、出産と育児と言う先の事も頭に入れて、妊娠前の身体を整えていく事がとても大切だと考えています。

産後の疾患として、頭痛、不眠、肩こり、乳汁分泌不足、発熱、痔、精神不安、めまい、、などにも鍼灸治療が適応します。産後は「血虚」になっています。この時期に目を使い過ぎると(スマホ・本・TVなど)、後年には「白内障」の原因になりやすいと言われていますので2週間程は控えておきましょう。

神戸元町 美笑鍼灸院                                          不妊・逆子・つわり・産後うつ などでお悩みの方はご相談下さい☆  ☎ 090-5892-8867

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