『むずむず脚症候群』足に虫がはってる感じで気持ち悪い!!!!!

むずむず脚症候群とは?

脚にミミズなどの虫がはっているような「ムズムズする」などの不快感が起こる病気をレストレスレッグス症候群といい、一般に「むずむず脚症候群」と呼ばれています。むずむず脚症候群は、どの年代でも発症しますが、特に60~70歳代に多く、男性より女性に多くみられる傾向があります。自覚症状としてはじっとした姿勢や横になったりしていると主に下肢の部分に「ムズムズする」「痛がゆい」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚が出現してくる病気です。脚を動かすとこの異常感覚はすぐに消えるのですが、じっとしていると再び出現してきます。また、足が周期的にピクッピクッと勝手に動き続けていることが多く(周期性四肢運動障害)、これも睡眠を浅くし、不眠だけでなく、日中の過眠も出現します。

【むずむず脚症候群の原因】

むずむず脚症候群は、原因がはっきりわからないもの(一次性)と、他の病気や薬などが原因となって起こるもの(二次性)に分けられます。 二次性の原因としては、慢性腎不全(特に透析中)鉄欠乏性貧血妊娠糖尿病パーキンソン病関節リウマチなどが挙げられ、これらの疾患をお持ちの方に多い事が知られています。 治療が必要だと考えられる人は約200万人いるとされています。さらに不眠症患者の10人に1人の割合でむずむず脚症候群の患者さんがいるとも言われています。

【むずむず脚症候群の4つの特徴】

足の虫がはってる様な不快感、動かしたいと言う強い欲求足を動かす事で不快感が軽減・消失・楽になる
夕方から夜にかけて症状が出るじっとして動かない時に症状が出る

【西洋医学的治療法】

むずむず脚症候群の治療には、薬を使わない場合と、薬物療法の2つがあります。
非薬物療法は、生活習慣の改善や工夫が重要なポイントです。                          タバコ、アルコールを控え、コーヒーやお茶などに多く含まれるカフェインのとり過ぎは症状を悪化させる場合があるので取り過ぎに注意します。                                                    むずむず脚症候群の症状が強い場合や、生活習慣の改善でも効果が見られない場合は、薬物療法が行われます。睡眠薬は無効で、パーキンソン病に使う薬が有効とされています。              
薬は、鉄剤やドパミン系薬剤、非ドパミン系薬剤などを使います。鉄剤は鉄不足解消、ドパミン系薬剤は、脳の視床下部でのドパミンの働きを改善、ドパミン系薬剤は保険での使用が認められており、プラミペキソールというのみ薬とロチゴチンという貼り薬の2種類があります。
非ドパミン系薬剤は、神経に働いて症状を和らげ、ドパミン系薬剤と併用する場合があります。
ドパミン系薬剤を多く使い過ぎると、症状が手に広がったり、早く症状が現れてしまったりするオーグメンテーションという悪化現象が起こる場合があり、ドパミン系薬剤を使う場合は、オーグメンテーションを防ぐためにも、睡眠障害に詳しい専門医の指導のもと、適量の使用を心がけることが大切です。

【鍼灸治療で期待出来る効果】

むずむず脚症候群(RLS)は、脚に不快感が起こり衝動的に脚を動かそうとするという特徴がある感覚運動障害である。鍼灸治療でツボを刺激することにより内臓の機能を整え、気血の流れを促進し、身体のエネルギーのバランスを取る事で、個人差はあるものの、非薬理学的治療としてむずむず脚症候群の治療に有効である可能性が期待出来る。問診の中で出来る限りの可能性を見出し、その人に合った治療方法をその都度選択していきます。

神戸元町 美笑鍼灸院                                                                             むずむず脚症候群でお悩みの方はご相談下さい☆                                                   ☎090-5892-8867

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