【近視はなぜ起こるのか?】
人間の目は水晶体がその厚みを増すことにより、無意識のうちにピントを合わせてモノを鮮明に見ています。
「近視」とは眼の屈折に関した異常の1つで、遠くのものを見た時に物のピントが網膜よりも前の位置で合ってしまう状態です。逆に網膜の後ろにピントがくる人を「遠視」といいます。 近視には ①遺伝的な要因 と ②環境要因 があります。
環境要因として、近年ではテレビゲームやタブレット端末、携帯電話などの影響が考えられています。
【西洋医学的治療法】
- 軸性・屈曲性近視に対しては凹レンズで矯正をします。
- 偽近視に対しては、アトロピン点眼(目の緊張状態をほぐす作用)、望遠練習(ワックという近視矯正器具を5分間覗き、毛様体筋の柔軟体操をする)が有効です。
【近視の診察】
- 軸性近視とは、目軸が長すぎる為に起こります。高度近視がこれに属します。比較的乳幼児に始まり、終生その進行は止まらないと言われています。
- 屈曲性近視とは、角膜の彎曲(わんきょく)により、水晶体屈折率が強い場合や、水晶体の前方移動などによるものがあります。
- 偽近視とは、仮性近視あるいは学校近視と言われ、毛様体筋の緊張の為に水晶体の過調整状態の為に起こります。 軽度の近視の多数はこれに属します。
【近視に対する鍼灸治療のメリット】
目の緊張状態を鍼灸で解き、眼窩周囲の筋疲労改善、頸や肩周囲の凝りを緩め、普段から全身の血流を良くしておくなどの予防に努める事が大切です。鍼灸治療は薬などを使用せず、自然治癒力を引き出し、自己の調整力で心身の健康を維持、回復する素晴らしい治療法であり、視力を回復、維持していく事が可能です。 目の疲れ、視力低下、でお悩みの方は眼科治療実績のある当院にお気軽にご相談ください。
【予防の為に心掛けておきたい事】
- 暗い所で本を読むのは控える
- 食生活は好き嫌いせず、栄養のバランスを考えて食べる
- ゲームなどは時間を決めて、なるべく短時間にしましょう
- 遠くの景色をぼんやりと眺める、星空を眺める、など目の緊張を取る(望遠訓練法)は目にはとても良いので取り入れてみましょう。
神戸元町 美笑鍼灸院 眼精疲労、近視、白内障、緑内障、目の症状でお悩みの方はご相談下さい ☎090-5892-8867